#113 イギリス>冬の英国旅日記 −入国編−      砂の城
#1437/1437 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  91/ 1/ 5  16:59  ( 51)
冬の英国旅日記 −入国編−            「砂の城」
★内容
12/25 クリスマス。
成田発12:30のバージン・アトランティックAIRでロンドン
(ガトウィック空港)へ向けて出発した私たちは、現地時間(日本
との時差は、9時間)の16:35に英国の地に足を降ろした。
入国手続きをすませ、円をポンドに両替して、帰りの飛行機のリコ
ンファームをしようとバージンのチェックインカウンターに行くが
誰もいない・・・。そうか、もう5時をまわったからな・・。など
と勝手に理解し、再び到着ロビーに戻るとほとんど人がいない。
うーん。やっぱりクリスマスだから・・、と納得。とりあえず、ホ
テルまで行かなければと、ガトウィックエキスプレス(ガトウィッ
ク空港からロンドン市内のビクトリア駅までの国鉄急行)に乗ろう
と駅に向かうが、なっ、なんと!!ゲートが閉まってる! (^_^;)
うそだろー!国鉄が、クリスマスで休みなわけ?まぁーいい!国鉄
が、休みならバスがあるさ!と思ったが国鉄が止まっているのにバ
スが運行しているはずもなく、当然お休み・・・。
残るはタクシーのみと思い、乗り場へ行くと3台止まってるけど、
2台は、すでに客が、乗り込んでおり、残るは1台のみ。これを逃
すといつホテルに行けるかわからないと思い、そそくさと乗り込む。
ドライバーにホテル名を告げ、出発。とりあえず、一安心。
空港からホテルまで45キロ程あるのでかなり遠い。料金もかなり
かかるだろうなぁと思い料金メーターを捜すが何処にもない・・。
そういえば、タクシー乗り場にいた車は、あの有名なロンドンタク
シー(オースチンタクシー)は、1台もなかったなぁー。
妻になんだか変だね?って聞くと、これタクシーじゃないよと言わ
れ、確かに外観も車内も何処からみてもタクシーじゃない。
あわててドライバーに料金を聞くと、普通は、46ポンドだけど、
今日は、クリスマスだから特別料金で、55ポンドだって。
なぁーんだ、55ポンドかぁ・・と思ったが、日本円にすると1万
5千円もする。
このやろー!もぐりのタクシーのぶんざいでと思い、もっと安くし
ろ!っと言いたかったが、外を見ると真っ暗でしかも雨。もし、こ
こでおろされたら・・・と思ったら声が出ず、妻に向かって、これ
も勉強だ!などど開き直った自分が情けない。(でも、後になって
考えてみると、モーターウエイをぶっ飛ばして1時間の距離なら、
それぐらいしてもおかしくないんだよネ。きっと・・。)
とりあえず無事ホテルに到着し、チェックインをすませ、部屋に入
った。うーん、夏のパリのホテルに比べればグット、グット!
部屋の窓から、外を見るとまだ、夕方6時を少し過ぎたくらいなの
に、真夜中の様な感じ。空港からホテルに着くまで、外を見ていた
が、やはり真夜中の様な錯覚をおこす。ロンドンに着いて、最初に
感じた印象は、 「街が死んでる。」
明日も、祭日だなぁーと私の不安をよそに既に熟睡している女房・
・・。なんなんだ!こいつは!・・。
             滑り出し好調の「砂の城」でした。
#112 イギリス>冬の英国旅日記 -BOXING DAY 砂の城
#1448/1449 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  91/ 1/ 7  21:37  ( 47)
冬の英国旅日記 -BOXING DAYでノックアウト編
★内容
12/26 BOXING DAY
GOOD MORNING!!っと、目覚めるとそこは、ロンドン。
なんて、おしゃれなんだろう。部屋のカーテンを開けるとロンドンの
街が・・・み、見えない・・真っ暗だ!しかも雨・・。
時計は7:00を回っているが、いっこうに明るくなる気配はない。
そうだ、ろまねこさんの日の出時刻は、8:04だった。
とりあえず、コンチネンタル・ブレックファーストをすませ、さぁー
今日は、どうする? っと妻と話し、とりあえず市内に行こうという
ことになった。
問題は、動いている交通機関があるかどうか、ということ。ホテルの
近くのハマースミス駅(チューブ)に向かうと、本数は大幅に削減さ
れてはいるが、とりあえず動いてる。ピカデリーサーカスまでのチケ
ットを買い(1ポンド)地下鉄を待つ。やってきた列車は、オー!小
さい!
駅を出ると、やっぱり外は雨。すぐ目の前にエロス像があったので、
記念撮影。でも、クリスマス用の囲いみたいなものが、できて全然絵
にならない!
そのまま、リージェントストリートを歩くが、やっぱり99%の店が
CLOSE。歩いている人もほとんどいないので、散歩するのには、
いいが、雨と風で、あるくのがおっくうになる。
こんなときでも、やっぱり開いてるマクドナルドで、休憩し、妻と作
戦会議をすることにした。
結局、市内を観光しようということになり、チューブの駅で見つけた
Wデッカー(2階建てバス)のSIGHTSEEING TOURに
参加することにした。このツアーは、市内の観光スポットをバスで、
回るだけで、途中下車はできない。どうせ雨だし、ちょうどいい。
私たちは、ピカデリーサーカスから乗車し、ビック・ベン−国会議事
堂−セント・ポール寺院−タワー・ブリッジ−ロンドン塔−バッキン
ガム宮殿−ハイド・パーク・・etcを観光する。料金は、8ポンド
で、所要時間は、1時間半。
乗り込んだバスには、全然客が乗ってなかったので2階の先頭に座る
ことができた。LUCKY!!
観光ポイントでは、それでもかなりの人が、いるみたいで、雨の中で
記念撮影をしていた。街は、思っていたよりも、道が複雑で、狭く、
パリの街より観光しにくい感じがした。
まぁー、初日はこんなもんだろうとホテルに戻ったのが、16:00
少し前。既に暗くなりかけている。
それにしても、なぜ、たかがボクシングの日くらいで、こんなにどこ
もここも休みなわけ?と思って辞書を引くと、ボクシング・デーは、
箱。つまりクリスマスの贈物の日ということで、クリスマスを引きず
っていることを知り、なるほどねぇーっと妻と納得してしまった。
明日は、晴れることを期待しながら、部屋でノックダウンしてしまっ
た夫婦であった。
         のんびりしすぎの 「砂の城」 でした。

#111 イギリス>冬の英国旅日記 −SALE!SALE!砂の城
#1457/1463 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  91/ 1/ 9  19:49  ( 35)
冬の英国旅日記 −ロンドンは、SALE!SALE!− 「砂の
★内容
12/27待望の平日しかも晴れ。
今日は、大英博物館とショッピングを目的にホテルを出た。9:20に
地下鉄駅に着いたので10分待ち、ONE DAY TRAVELC−
ARD(地下鉄・バス乗り放題チケット。但し、平日は、9:30以降
土・日は制限無し)のZONE123を買った。ZONEは6くらいま
であるが、3ZONEまでで市内は十分。料金は、2ポンド30ペンス
なので、3回も利用すれば、すぐ元をとれる。このあたりは、若旦那の
「ついでにロンドン」地下鉄の乗り方 をライブラリーで見てもらった
方が参考になります。
ホルボーン駅まで行き、そこから徒歩10分弱のところに大英博物館は
あった。中に入り、コートを預ける。入場料は、無料だけど、ここを維
持するための寄付金ケースがある。ちょっと少なかったけど2ポンド入
れた。
ガイドブック片手にうろうろするが、かなり広く、展示物の量も多い。
エジプト・ギリシャ・ローマを中心に見て回った。展示物に対する知識
が少なすぎる為か、なんとなく見てしまった感が、強かった。
午後は、リージェント、ボンドストリートに戻りショッピング。昨日と
同じ通りとは、思えないほどの人だらけ。ショーウインドウは、SA−
LE!SALE!!だいたい30〜50%OFF。
気に入ったのは、「リバティ」というデパート。部屋の装飾品が多く、
見ているだけで、楽しい。
ここで、東京の友達夫婦(別のツアーで来ている)と待ち合わせをして
いたので合流し、昼間予約をしていたレストランに行き、半年ぶりの再
会を喜び合った。食事はシーフード中心の料理で、一人30ポンドくら
いかかった。でも、英国料理は噂どうりやっぱり、おいしくなかった。
外に出ると10:00を回っていたので、さすがに人通りはなく、寒か
ったので、オースチン・タクシーで、ホテルに戻った。
タクシーの広さに驚いた。普通は3人がけのシートになっているが、後
ろ向きに2つの予備シートがあり、5人までは、楽々乗れる。2つの予
備シートを使わなければ、座ったまま目いっぱい足を延ばしても、ドラ
イバーの尻をけることはできない。とにかくやたら広い!!
変なことに感動しながら夜は更けていった。   「砂の城」
#110 イギリス>冬の英国旅日記 −またしても勉強編− 砂の城
#1482/1482 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  91/ 1/14  22: 3  ( 51)
冬の英国旅日記  −またしても勉強編−  「砂の城」
★内容
12/28最後の平日、曇り時々雨。
3日目ともなるとロンドンも、家の庭みたいなもの・・・。
2人で、気分よくナショナルギャラリーに向かって歩いていると
前から友達かと思うほど親しげに近付いてくるおじさんがいる。
なんだ?っと思っているとカメラを構えるので、あーぁ、商売か
と思って断わろうと思ったが、見るからに気のよさそうな、おや
じさんだったので、まあ1、2枚くらいならいいかぁ。と言うわ
けでパチパチっと4枚程写してノートに住所を書かされた。
ポラロイドじゃないから、郵送するんだナと思っていると、これ
までに私たちと同じようにカモにされた人々の写真を見せ、こん
なのをとろうと、キスをしている写真を見せられた。
そんなの、恥ずかしいよねぇーといいながら、2ポーズ写しても
らった。 私たち夫婦は、葱をしょった日本のカモ。
料金を聞くと(いつも、料金を聞くのが遅い!)10ポンドだと
言うので、ポケットから、紙幣を出すと20ポンド紙幣ばかりだ
った。するとその善良そうなおやじが、コレコレっと20ポンド
を引き抜いた。なんだ、おつり持ってるんだ。・・?おつり?
2週間くらいで、届くといった。・・?おつり?
おーきなサイズだからおつりはない!!・・と言われた。
おやじは、あくまでニコニコしていた。カモは、20ポンドふん
だくられて・・・やはり妻に、これも勉強だ!!っと言った。
今、その時の写真が、手元にある。5、6年で、消えてしまいそ
うな、少し霞んだ写真が・・。
気をとりなおし、ナショナル・ギャラリーへ。ここも、大英博物
館と同様に入場無料。
思っていたよりも、作品が多く、好きな作品中心に鑑賞した。
中でも、ダビンチの聖母像には、強くひかれた。
地下のフロアーでは、小学生15人くらいを引き連れた、美術教
師らしき人が、子供たちと一緒に床に座り込み1枚の絵について
いろいろ説明をしたり、子供たちにこの絵をどう思うか、絵から
何を感じるかなどを聞いていた。同じ様なグループが、2グルー
プあったが、実にうらやましい限りだ。
私たち日本人の感覚だと、めったに見ることのできない素晴らし
い作品を身近で、見ながら勉強できるなんて・・・。
美術館維持のための募金箱に2人で、5ポンドいれた。箱の中は
ほとんど、コインばかりだったが、日本で印象派の作品が、数点
展示されるだけで、入場料が、1500円くらいになることを考
えると5ポンドでも少なすぎる。こんなところで、10ポンド入
れることができなかった自分が、恥ずかしい気がした。
午後からは、またしても妻の出番で、バーバリ、グッチ、セルフ
リッヂ、ハロッズ・・・。とかけずり回った。
ホテルに戻ったときは、もうクタクタ。しかも、お昼食べる暇も
なかった。ホテルのレストランで、夕食をすることにした。
やっぱり、まずい・・・。
   明日は、ちょぅと郊外にでも・・ 「砂の城」
#109 イギリス>冬の英国旅日記 −ちょっと郊外編−  砂の城
#1507/1508 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  91/ 1/19  16:43  ( 59)
冬の英国旅日記 −ちょっと郊外編−   「砂の城」
★内容
12/29(土)
昨日で、妻の買物は終わったので、今日から私が主導権を握り、
よし!郊外に出よう!っということになった。
足は、海外で初めてのレンタカー。国際免許は、一応もっていた
けれど、予約もなにもしていなかったので、とにかく電話するが
どうも話が通じない・・・ただでさえ片言英語なのに、顔が見え
ないと全然わからない。
とりあえず、事務所まで行くと、なんとかなるもので、無事借り
ることができた。
でも、英国まで来て借りた車が日産パルサーなんて、口がさけて
も人には言えない・・・。
英国は日本と同じで、車は左側通行で右ハンドル。だから、はじ
めて海外で、運転するにはもってこいの国。それに、車がパルサ
ーでもスピードメーターは、マイルで表示している。(小さくキ
ロ表示もしてある。)
ガソリンの種類を紙に書いてもらい、いざ!いざ!出発ーっ!
英国は、ロータリーがたくさんあり、それさえ慣れてしまえば、
楽勝! とりあえず、車に慣れるために、道なりにウロウロして
みる。いつの間にか市内のピカデリー・サーカスまできていた。
市内はヤバイかな?っと思っていたが、流れにのっていれば、そ
う難しくもない。
妻に、ナビゲータをさせて、まずはウインザー城へ。
M4(モータウエイ。日本の高速道路みたいなもの、ただし、料
金は、無料)を使って、市内から1時間弱で、到着した。
街は、小さく小高い丘の上の城を中心にできている。城の中に入
り、ぐるっとひとまわりした。
城内の教会(セント・ジョージ・チャペル)に入った。教会のつ
くりは、パリの教会によく似ているが、祭壇近くに特別席があり
そこは、貴族の席となっていた。その周辺のつくりは、すばらし
く、一見の価値があると思った。
ウィンザー城をあとに、次はオックスフォードに向かった。途中
ガソリンを入れるため、スタンドに行った。
もちろん、こちらはセルフサービス。よくわからないけど、なん
とかなるさ!っと給油機の横に車を付け、確かレッド何とかとか
と言ってたな?と思って給油用のノズルを見ると赤いラベルで、
RED・・っと書いてあり、となりは、グリーンと黒のラベルだ
ったので、おお!これこれ!と思いガシャン、グイングインっと
給油した。店内に入って金額を見てもらい支払いを済ませ、給油
なんて簡単、簡単!と車に戻ると、女房が何か言ってる。
えっ!RED・・じゃなくて、UN LEADED???
確かに、グリーンのラベルには、そう書いている。
冷汗が、タラーっとでたが、とにかく急いで辞書を引くと、どう
も有鉛ガソリンと無鉛ガソリンを間違えたようだ。
女房が、不安そうな顔をしていたので、大丈夫!大丈夫!
昔、親父が無鉛ガソリン指定の車に2年以上有鉛ガソリン入れて
たことがあったから!といって納得させたが、日本のそれと同じ
かどうかを考えると不安が残ったが、まっ!車にはあまりよくな
いけど、とにかく走るから大丈夫!っとスタンドをあとにした。
オックスフォードに着いた頃には、もう辺りは薄暗くなり、雨が
しとしと降っていたので、街を3周ほど回って帰路についた。
明日は、早起きして 7不思議の1つのストーンヘンジに行って
みようと計画を練る2人であった。
    ほあぐらさんや源氏さんの真似をして
             「砂の城」&「白鳥の城」でした。
#108 イギリス>冬の英国旅日記 −郊外編(2)−   砂の城
#1535/1535 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  91/ 1/26   9: 8  ( 53)
冬の英国旅日記 −郊外編(2)−  「砂の城」
★内容
12/30 (日) −前半−
今日は、気合いを入れて5:30起床し、朝食を済ませ6:30
には、部屋を出た。
行く先は、もちろんストーンヘンジ、ソールズベリー、バース。
日曜の早朝(7:00)は、もちろん外は、真っ暗。明るい時間
に、今日の予定3カ所を回りたかったので、暗い内からの出発と
なった。愛車パルサーの昨日の走行距離が、188マイル(約3
00キロメートル)。無理矢理、有鉛ガソリンを腹につめられて
も、文句一つ言わず絶好調。隣の愛妻は、朝早くから、叩き起こ
され、まだ、エンジン全開とは、いかないようだ。
そのためか、いくつかの分岐点で、道路の選択を間違え、どんど
ん目的地から、離れて行く。空が明るくなってくるのを横目に、
気持ちは、あせるばかり。止むを得ず、Uターンすることとなっ
た。
若干の遅れも気にせず、快適なドライブを楽しみつつ、先ずは、
M3からA303を通り、ストーンヘンジへ。
小高い丘を越えると、緑のなだらかな丘陵地帯が見え、その中
に、忽然と巨石群は、姿をあらわした。
古代人の神殿だとか、天文台だとか言われているが、私たちに
は、わかるはずもなく、ただ、紀元前1500〜1850年の
頃、これだけの巨石をどうやって運んだのか、また、石と石と
をつないでいる、ほぞの部分は、誰が考えだしたのか・・・
それにしても、寒い!この寒さが、私たちを現実の世界に引き
戻す。ここに、到着したのが、9:30で、ほとんど観光者も
いない。地下道を通り、巨石側に行くと、もちろん、まわりに
建物はなく、冬の冷たい風がビュン!ビュン!
身体が芯まで冷えた頃、コーヒーを片手に車に戻った。ただ、
残念だったのが、数年前まで、巨石の周囲には、なにもなかっ
たのに、今では、周囲にロープを張り、巨石にはあまり近付け
なくなっていたこと。(一番近くて10メートルくらい)
次の目的地ソールズベリーは、車で30分。街に近付くと、ゴ
シックの巨大な尖塔が、見えかくれしだす。車を降り、建物の
周囲を見上げる。一部補修工事をしているが、外観の美しさは
すばらしい。建物の入口を見つけ、中に入るが、チケット売り
場には、誰もいないので、変だなぁ〜と思ったが、そのまま奥
に入った。
扉を開けて中に入った途端、全身に鳥膚が立ち、身体の奥深く
にある何かに触れたような気がした。
日曜の午前11:00少し前。カテドラルでは、パイプオルガ
ンの演奏にあわせて賛美歌が歌われていた。
これまでに、数カ所の教会に行ったが賛美歌を聴いたのもパイ
プオルガンの演奏を聴いたのも初めてだった。
私たちは、ただ、ボー然とその場に立ち尽くした。演奏が、終
わり司祭の言葉で、礼拝が終わった。ほんの数分の出来事だっ
たけど、素晴らしい経験をすることができた。
あの不思議な感覚は、教会の天井の形状からくるのだろう。
素晴らしい余韻を残しバースに向かった。
    後半につづく   「砂の城」&「白鳥の城」
#107 イギリス>冬の英国旅日記 郊外編(2)     砂の城
#1541/1542 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  91/ 1/29  22: 2  ( 31)
冬の英国旅日記 郊外編(2)       「砂の城」
★内容
12/30  −後編−
ソールズベリーから車で、1.5時間程北西に走りバースに
到着した。この地名「BATH」が、風呂の語源になったと
言われている。
街は、思っていたより小さく、時期が時期だけに観光客も少
なかった。
目的のローマ浴場跡に入り、中をうろうろする。浴場跡は、
かなり広く、いろいろな部屋がある。博物館部分は、遺跡の
上に建物を建ててしまった感じ。大浴場は、露天風呂になっ
ており、お湯に手を入れてもそれほど熱くない。
これじゃあ、冬は寒くて入れないような気がする。他にも、
プールや床下暖房、トルコ風蒸風呂などがあった。
街を少し散歩し、帰路についた。
ロンドン市内に、入った頃には、辺りは、真っ暗だったが、
まだ、夕方の5:00。
このまま、ホテルにもどるにはもったいなかったので、その
まま夜の市内観光をした。人も車も少なくなっていたので、
セント・ポール寺院の正面に車を駐車し、寺院内に入った。
この寺院は、ロンドンで最大の寺院だけあって、外観の重量
感と寺院内の天井の高さには、圧倒される。
特に、ドームの真下から天井をじっと見上げていると、高い
所から、下を見おろした時の、足がすくむような恐怖感に似た
ようなものを感じ、つい横にいた妻の服の袖を握っていた。
その後、タワーブリッジ、ビック・ベンが、美しくライトア
ップされているのをバックに記念撮影をして、2人の今回の
旅は、終わりに近付いた。
明日は、ニューイヤーズイブ。交通機関を心配しながら、荷
造りをする  「砂の城」&「白鳥の城」 でした。
#106 イギリス>冬の英国旅日記 −帰国編−      砂の城
#1552/1555 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  91/ 2/ 2  16:44  ( 31)
冬の英国旅日記 −帰国編−         「砂の城」
★内容
12/31 ニューイヤーズ・イブ〜正月。
6:30には、早い朝食を済ませ、ホテルをチェックアウト。
タクシーで、ビクトリア駅まで向い、ガトウイック・エキスプレス
が、運行しているのを祈りながら、構内に入った。
ホームへは、エスカレータで、地下に降りていく。
うっ!うごいてる!!・・変なことに感動しながら、でも、もし運
行していなければ、またタクシーで空港まで行かなければならない
ことを考えると、ここは、リッチに1等に乗ろう!ということにな
った。
料金は、1等が、9.5ポンド。2等は、6.3ポンド。
所要時間は、約40分。シートもゆったりしていて、大きなテーブ
ル付き。車両自体はそんなにきれいではないが、ほとんど貸切り状
態だったので、2人で、撮影大会をしてしまった。
空が白みだしたころ、ガトウィック空港に着いた。さて、降りよう
とドアの前に立つが、ドアが開かない。
ノブを捜すがなにもない???なんだこれ?っと妻と騒いでいると
車掌が、窓を開けて外から開けるんだ、と教えてくれた。
そうだった、イギリス国鉄のドアは、外からしか開かないのだった。
これは、上流階級の人々が、ポーターや召使に、外からドアを開け
させていた頃の名残だとなにかの本に書いてあった。
それにしても、余りに不便。
空港で、VATの手続きとチェックインを済ませ、身軽になったと
ころで、今度来たとき、迷わなくていいように空港内を探検してま
わり、また来るぞ!!と呟きながら出国ゲートをくぐった。
機内で、新年を迎え、元旦の夕方には、福岡(小倉)に無事着いた
2人でした。
 あと2回程おまけをUPしようと思ってる「砂の城」でした。

#105 イギリス>冬の英国旅日記 −番外編(1)−   砂の城
#1557/1559 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  91/ 2/ 5  22:17  ( 39)
冬の英国旅日記 −番外編(1)−  「砂の城」
★内容
今回の英国旅行を終えて、まず感じることは、イギリスと
いう国の治安の良さと、暮らしてみたい国だと思った。
旅に関しては、まだまだ初級者だが、回数を重ねるたびに
旅先の人とのコミュニケーションが、少しとれるようにな
ったり、自分達のペースで、旅ができるようになってきた
ことなどが、とてもうれしい。
物質的な豊かさより、精神的な豊かさを求めてこれからも
旅を続けたい。
・・・というのが今回の感想でしょうか・・・。
失敗談としては、初めてのヨーロッパ旅行の時、日本から
持っていったヘアードライアーが、電圧の対応ができずに
10秒で火を吹きそうになり、観光時間を利用して電気屋
さんでその国のドライアーを買ったことがあり、そのため
そこではほとんど観光ができなかったという苦い経験が、
あるのだが、今回は、コンセントの方で、しくじった。
ヨーロッパの大半は、丸い形のコンセントだが、イギリス
だけは、全然違っていた。
妻は、髪が長いので、ドライアーは、必需品。このままで
は、また、愚痴られる・・。まさか、また、ドライアー買
うわけにもいかないし・・・。
無い知恵絞って、ホテルの部屋にあった電機スタンドを分
解して、ドライアーをつないだ。(旅行のときは、いつも
アーミーナイフを持っているので。)
でも、ルームサービスに見つかると厄介なので、使ったあ
と、毎回もとにもどすという、面倒な仕事に付きまとわれ
ることとなった。
結局、2日後、スーパーで、コンセントだけ買い、ドライ
アーのコンセントをつけかえてしまった。だから今、私の
トラベル用ドライアーは、イギリス形しか対応できないと
いう状況にある・・。
それにしても、この国のコンセントは、どれも異常に大き
く、不細工だと思っていたら、コンセント内に、ヒューズ
が入っていた。形状は、三又なので、一つはアース。しか
も、ヒューズ付きとは・・・。
なんだか、とりとめのない内容になってしまった。ゴミを
UPしてしまうことを許して下さい。
    文才のない「砂の城」&「白鳥の城」でした。
#104 イギリス>冬の英国旅日記 −番外編(2)−   砂の城
#1564/1568 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  91/ 2/ 8  23:17  ( 39)
冬の英国旅日記 −番外編(2)−    「砂の城」
★内容
旅行をすると大抵はホテルに泊まることになる。別に不思議なこと
ではないのだが、今回の旅行でちょっと気になったので、書き込み
させてもらいます。
宿泊は、ロンドン市の端のノボデル・ロンドンというホテルでした。
部屋は3Fで、どうも日本人は、この階にに集中させているみたい。
やけに日本人が多い。それは、べつにいいのだが、4泊目の夜10
時頃、突然廊下から「ジリジリーン!!!」とけたたましいベルが
鳴りだした。
ベルは5秒程鳴って止まり、また2、3秒して鳴ったり、止まった
りを繰り返した。
私たち夫婦は、昼間の観光疲れで既に床についていたが、私は火事
か?と思って飛び起きた。ただ、ベルの鳴り方が少し不規則だった
ので、故障かな?とも思い、少し躊躇しながらドアに耳をあて、外
の様子をうかがったりした。
ベルは、鳴り止んだが、何人かの日本人が、廊下にでて、「みんな
逃げたみたい」とか「一応、下に降りようか?」などと話している
のが、聞こえた。窓から外を見るが、真っ暗で様子もわからない。
全然状況が、よくわからないので、少しドアを開けて廊下をみたが、
別に火事ではなさそうだった。
「まったく、人騒がせな!!」と思ったが、まだ100パーセント
安全とは言えなかったので、もし、火事だったらここは3階だから、
椅子で、窓を割り、シーツをつなげれば何とか下には降りれるか?
などと考えていた。
もちろん、火事ではなかったけれど、ベルが鳴って、私が廊下をの
ぞくまでに10分弱の時間があった。これが、本当の火事なら・・
・と考えるとゾッとする。「まさか!」とか「故障かな?」とか思
っている間は、なかなか行動にでようとはしない自分に気づきダメ
だな!と反省した。なかなか、火災訓練以外でこんなことを経験す
ることはないけど、躊躇したがために、命を落としてはなんにもな
らないんだぞ!!と、自分に言い聞かせた。
旅行好きの皆さんは、もしもの時は、躊躇せず、とにかく避難する
ようにして下さい。
それにしても、もっと気になったのが、この間まったく起きようと
しなかった我が女房のことである・・・。
              「砂の城」&「白鳥の城」でした。