#66 アメリカ旅日記 ’92 春 (1)       砂の城
#3449/3483 ワールド「世界の旅」    *** コメント ***
★タイトル (XEH83411)  92/ 4/ 9   8:38  ( 42)
アメリカ旅日記 ’92 春 (1)    砂の城
★内容
 ・3/25 福岡国際空港からKE−733にてソウルに飛び、
KE−018でロサンゼルスに向かった。KEは、大韓航空のこと
で、福岡から米国に行く場合の最も安く行ける方法の1つ。
 ソウルで3.5HのトランジットをしていよいよL.A.到着。
福岡空港を出て約15時間経っている。時差は、−17Hなので、
25日の8:40AM到着となる。(長ーい1日のはじまり)
 ・AIRの感想だが、福岡−ソウルはA300、ソウル−L.A.
は747−400。A300は、1.5H程度の飛行時間なので、
なかなか快適。747−400は、冬AF機で利用したが、やはり
機体が新しいので機内はなかなかきれい。しかし・・・。
 ソウルからは、9割が韓国人。米国人は、体臭が臭いと、言うが
韓国人はニンニク?臭い!とにかく独特の体臭があるみたいで、機
内になんとなく異臭を漂わせていた。とても快適とは、いい難い。
もちろん、日本人は、魚臭いと言われれば返す言葉はないが・・。
 ここで、珍事件が起こった。離陸寸前に妻の斜め前のお客の上部
から水が漏れ出した。1分間にコップ1杯以上は漏れている。スチ
ュワードが紙ナプキンを持ってきたが、機体は既に離陸を開始した
ので、彼もそのまま席に戻った。いやーな予感が走った。機体が加
速し、上昇を始めるとあの水は・・・。予感的中!水漏れは、妻の
横の男の所に変わり、しかも勢いを増した。男は、新聞紙で応戦す
るが、防戦一方。ついに男は、力つき水滴のなすがままに自分のシ
ートを明け渡した。水平飛行に入ってやっと小降りになってきた。
 飛行機の中で、雨にたたられたのは、これで2度目。3年前にポ
ーランド航空(アエロフロートのもっとボロ機体)で、経験した。
空調設備が、悪いのだろう。しかし、今回のは結露した水の量にし
ては、多すぎるが・・。とにかく問題はその対応の悪いこと!男が
なんど呼んでもスチュワーデスが来ない。やっときて男が席をかえ
てほしいと言ったが、空き席が無かったのか結局そのままほたらか
されてしまった。男の背中は、ビショビショ。シートの背もたれも
ビショビショ・・・・。ひどい!ひどすぎる!しかし、この災難が
自分達の頭上でなかったことに「ホッ」としたのも事実。
 長く窮屈な時間が過ぎてやっと、着陸のベルトサインが、出た。
まさか!と思った・・再び男の頭上に雨が・・・・・。
 大韓航空・・・大嫌いです。
            「砂の城」&「白鳥の城」(北九州)
#65 アメリカ旅日記 ’92 春 (2)       砂の城
#3455/3483 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  92/ 4/10   8:49  ( 57)
アメリカ旅日記 ’92 春 (2)    砂の城
★内容
 機は、ほぼ定刻通りLA空港へ到着。すんなりと入国を
すませ、「さて!サンサンとそそぐカリフオルニアの太陽
を拝もうぜ!」と空港の外に出た。「パラパラとそそぐ雨、
全身に浴びると風邪をひく??」なんと、空はどんよりと
して、小雨がパラついている。ガックシしつつも、とりあ
えず現地係員の出迎えをうけてそのまま市内を引きずりま
わされた。
*マリーナ・デル・レイ。世界1の規模を誇るということ
だが、江ノ島のヨットハーバーのような・・。ついでに、
雨はあがったもののこの天気ではね・・。
*ビバリーヒルズ。さすがに金持ちの多い区域だけあって
この区域に入った途端、パームツリーや芝生などがきちん
と手入れされて、きれいな町並みを保っている。妻の目は、
この時点で既に何も見ていないようだった。Zzz・・
*ファーマーズ・マーケット。フルーツやかわいいお菓子、
小物などを売っている。特に食欲もないし、のども乾かな
い。この天気ではね・・。
*チャイニーズシアター。ここは、12年前に来たときの
記憶が辛うじて残っていた場所。ハリウッド映画に貢献し
た人々の手型・足型がある。まあ、あまりにも有名な所で
すね。
 お約束の免税店に連れていかれ、身内の買物をそこで済
ませ、昼飯はリトル東京そばの、中華料理店。味は、まあ
まあ。この辺りは、かなり治安が悪そう。パリやローマの
治安も悪いところがあったが、それらとは全然違う雰囲気。
そういえば、いたる所にホームレスがいた。最近、LAは、
黒人と韓国人の対立が、激しいそうだ。(韓国人経営の店
で、万引と間違えられた黒人が、撃ち殺されたのがきっか
けであちこちで、問題が起こってるという。)
 2:00PMにホテル到着。やっと開放され、チェック
イン。ホテルは、かなり老朽化しているが、いつも3流ホ
テルなので、驚きもしない。部屋を開けると、「へー!広
いじゃない。」「あれ?ベットがないよ」「あら?こっち
にも部屋がある!」「あ!寝室だ!」「ねえ、キッチンと
食卓もあるよ。」ってなことで、日本で言う2LDKの様
な部屋。アメリカでよくある、家具付きのホテル。だから
家族で住み着いている部屋もかなりあるみたい。ツ*サの
ウィークリーマンションは、これを真似したものだと聞い
たことがある。
 さて、どうしようか?と言っている内に睡魔が襲って来
た。「でも、まだ3:00PM前だし・・。」「少しだけ
寝ようか・・」「少しだけだぞ・・」「・・・」
 11:00PMに目が覚めた。「あら・・」「いつもの
ことでしょ!」それから少し部屋を片付けて、まずいかな
とおもいつつも深夜のシャワーを浴びて、夕食も食べず、
再び泥のように眠る「鴨葱夫婦」であった。 貴重なアメ
リカの一日目は、こうして終わった。
        「砂の城」&「白鳥の城」(北九州)

#64 アメリカ旅日記 ’92 春 (3)       砂の城
#3467/3483 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  92/ 4/12  11:11  ( 82)
アメリカ旅日記 ’92 春 (3)    砂の城
★内容
 3/26 6:00AMに起床。「あー、腹減った。」 早速
お出かけの用意をしてホテル下のレストランに入った、ホットケ
ーキとオムレツを食べると腹いっぱい。さすがアメリカンサイズ。
 フロントで、タクシーを呼んでもらった。運転手に「AVIS
レンタカーに行ってくれ。」と言うと「車の運転をするのか?」
と聞いてきた。「そうだ」と言うと「クレージーなやつだ!」と
言う。」なぜか聞くと「みんな運転が下手なので、非常に危険だ」
と言う。どこに行くのか聞くので「今日は、ユニバーサルスタジ
オに行ってみるつもりだ。」というと「道知ってるのか?」と言
う。地図を持ってるというと、「クレージーなやつだ」とまた言
われた。そんなに、みんな運転が激しいのだろうか?と思いつつ
馬鹿話しをしている内に事務所についた。
 一通り手続きを済ませ、「今回の車は何かな?」と、わくわく
していると「あれです」と教えてくれた。 「やった!日本車じ
ゃない。」これまで、レンタカーは、4回かりたが、パルサー、
カムリ、カローラと3回は日本車だった。車はシボレーの「CO
RSICA」色が、ガンメタなので、ちょいとカリフォルニアの
空には、不向きかと思ったが・・・・ちなみに本日もどんよりと
した天気で、いつ雨が降ってもいい天気。「うおっ!空と同じ色
だ!!・・嬉しかないや!!」
 地図を確認していざ出発。ハリウッドFWにのり目指すは、ユ
ニバーサルスタジオ。少し渋滞したものの、1時間弱で到着。な
んてったって片道4車線から5車線だもの。他のFWと合流する
時は、8車線くらいになってしまう。それと乗ってて気づいたが、
なんと、この車にはオートクルーズとエアバックが着いているで
はないか!さすがアメリカだ。(ちなみにパワーウインドウでは
ないのがまたいい。)車を止めてリアバンパーを見るとABSの
マーク。凄いね、ロスは、本当に車社会。
** UNIVERSAL STUDIOS **
 ・駐車料$5、入場料$24.5/人   ’92,3
 入口で、記念撮影後、迷わずトラム・ツアーの乗り場を目指し
た。これは、4両連結のバスで、映画のワンシーンを体験させて
くれるツアー。最近ではTVなどでも紹介されているし、これは、
体験しないと、おもしろさがわからないので、コメントはカット
だね。ただ、地下鉄構内での大地震は、ほんとうにすごかった。
 それと、おすすめは3両目の前部で、進行方向の右側の席が一
番楽しい。
 他に、SINEMAGIC、スタートレック・アドベンチャー
が、面白かった。
 上を見あげると本当のカリフォルニアの空になっていたので、
「おし!サンタモニカにでも行ってみるか。」と車を出した。途
中地図を見ていた妻が、「UCLAに寄ろう」と言い出したので、
UCLAに予定を変更した。車を駐車してアッカーマン・ユニオ
ンに向かった。ここも前に来たが、ボーっとしか憶えていない。
アッカーマン・ユニオンは、大学生協のようなもので、UCLA
グッズを売っている。ここで、トレーナ2枚を買った。どれもこ
れもサイズが大きくてMサイズを捜すのに苦労した。ジュースと
お菓子も買い込み、ちょっと早いが、ハンバーガー・ハムレット
というレストランで、夕食をとった。食後車に戻り、構内をぐる
っと回って帰ろうとすると、後ろからチャリンコポリスが、あわ
てて横をぬいて行った。「あまり、カッコよくないね。」と話し
ていると、路肩にチャリンコを乗り捨てていきなり、ショッピン
グバックを持ったメキシカン風の男に袋をよこせと言っている、
男が「俺は何もしてないぞー」風の態度をとると、このポリ公は、
銃に手をかけた。「うそだろー」と思ったが、その時「流れ玉」
という言葉が頭をよぎったので急いでその場から離れた。銃声は
しなかったようだが・・・。
 暗くなり、小雨が降り出し、しこたま道に迷ったあげく、やっ
とのおもいでホテルにたどり着いた。シャワーを浴びて、さて明
日はどうしょうかと、くつろいでいると、外で「パッ、パッ、パ
ッ、パァーン」と銃声らしき音。「近い!」と思いブラインドに
近付くと再び「パッ、パッ、パァーン」と音がした。こそっとブ
ラインドの隙間を開けると、近所の人々もこっそりブラインドご
しに様子を伺っているのがわかる。しかし、部屋からは様子を伺
うことは出来ない。まさか、野次馬根性で見に行くわけにはいか
ないので、ソファーに座ってTVを見ていた。10分程たった頃
になって、やっとパトカーが到着した。
   「うーん、ロスの夜はエキサイティング!!」
   「あーした、天気になぁーあれ!」
          「砂の城」&「白鳥の城」(北九州)

#63 アメリカ旅日記 ’92 春 (4)       砂の城
#3477/3483 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  92/ 4/13  12:31  ( 60)
アメリカ旅日記 ’92 春 (4)    砂の城
★内容
 3/27 7:00AMに目が覚め、急いで外を見ると、霧雨
が降っている。明け方にかなり降ったのだろう、路面やビルの屋
上には、水溜りができている。晴れれば、ディズニーとビーチに
行こうと思っていたが、ダメだね。少し気が滅入ったので、ソル
バンクまで、ドライブすることにした。ドライブなら少し降られ
ても車だからね。
 ルート1を200km弱程北上することになる。途中、降った
り止んだりの天気が続いた。サンタバーバラにも寄るつもりだっ
たが、ナビゲータが熟睡している内に通りすぎてしまった。
 ソルバンクの街に入ると街並みが一変する。アメリカにつくら
れたデンマーク村だ。車を駐車した途端、辺りからは焼き立ての
パンの香りが漂ってくる。ここの名物は、デニッシュパンだとい
うことなので、ベーカリーがいたる所にある。インフォメーショ
ンで、一番古いベーカリーを紹介してもらい、そこで昼食をとる
ことにした。
 お店の人にスィートのおすすめパンを注文すると、大きなタコ
焼きみたいなパンが出てきた。「LIDANO」というものらし
い。巨大タコ焼き3つが1皿にのり、その上にブルーベリー?の
ジャムがべっとりとかかっている。確かにスィートだ!! 味は
ホットケーキに近い。かなり甘いので、妻は苦しんでいた。
 街をぶらぶらしていると、いつの間にか空は青みがかってきて
いる。妻が、ボソッと「GOLF・・」と言い出した。
 車に戻り、サンタバーバラを飛び越し一気にロスのグリフィス
パークを目指した。ここは、市立公園としては、全米1の規模だ
ということだが、確かに広い。公園内をずいぶん迷って、事務所
を見つけた。明日の予約をしようとしたが、「明日も雨ならばク
ローズする。」という。今日はクローズだった。たぶん大丈夫と
いうことだった。レンタルクラブも$15である。しかし、問題
があった。妻の「腕前」が問題なのだ。「本コース1回、ショー
トコース2回しかまわったことないが、大丈夫か?」と聞くと駄
目ではないが本人が楽しくないだろう、と言う。もう少し簡単な
コースがロス空港の横にあるから、紹介しようと言って住所と地
図を書いてくれた。お礼を言って車を出した。
 しかし、やたらめったら道に迷っている内に辺りが暗くなり始
めた。「あそこは、暗くなってもナイター設備があるけど、夜は
黒人が多くて危ないから・・」と言われたのが、頭をよぎった。
ついでに、ガス欠寸前。辺りはこれまたまずいことに、黒人居住
区のまっただ中。しかし、ガソリンが・・。ガス欠するよりまし
か?とスタンドに入った。
 まわりは、黒人とメキシカンだけ。「うー、こっ、恐い。僕は、
カール・ルイスだってサミー・デービス・Jrだって好きさ!!
ハマーやマイケル・ジャクソンだって知ってるよ。でも、あんた
たちが、いい人か悪い人かの区別なんてつかないから、お願いだ
から近付いてこないでよね・・」と呟きながら、車の外に出た。
 ガソリンを入れている時は、いかにも「俺ぁー、いつもここで
入れてんだ!俺ぁー、恐ーい東洋人なんだぞ!」風にしていた。
なんとなく、その方が安全な気がしたから・・。
 無事、ガソリンを入れて、妻を説得してゴルフを諦めさせ、ホ
テルに向かった。途中、美味しいと評判の(ガイドブックがかっ
てに書いている)「ピンクスのチリドック」を書って帰った。
 ホテルで、食してみたが思った程辛くなくて薄味。しかも匂い
が「腋臭の臭い・・」それでも、鼻を摘んで2本食べた。
  「明日は、マジック・マウンテンで、絶叫するか!!」
           「砂の城」&「白鳥の城」(北九州)
#62 アメリカ旅日記 ’92 春 (5)       砂の城
#3494/3494 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  92/ 4/16   8:37  ( 74)
アメリカ旅日記 ’92 春 (5)    砂の城
★内容
 3/28 妻の「今日も曇ってるョ。」の言葉に目を覚ました。
カリフォルニアの空は何処に行ったのだろうか。でも「昨日の天気
予報では、快復に向かってるって言ってたから大丈夫さ!」と出発
の準備をした。
 今日は、マジック・マウンテンで大いに遊ぶぞ!!ってなわけで
ロスからルート5にのって50分程で到着9:00AM。オープン
は、10:00AMだが、既にかなりの人が集まっている。オープ
ンしてまず「VIPER」に並んだ。すぐに並んだのに前には2、
300人はいる。このコースターは、4つの宙帰りとコークスクリ
ュー(2回転)の計6回転を楽しませてくれる。
 しかし、30分並んでやっと乗れると思ったとき、まわりがざわ
ついた。どうしたのか、キョロキョロすると、コースターが、頂上
付近で止まっている。故障らしい。もう1台も乗り場近くで止まっ
ていた。アナウンスが入り30分以上またされた。コースターが動
きだしたとき、歓声があがった。乗り場付近のコースターが戻って
きたが、客が半分しか降りていない、おや?と思ったらまた、動き
だした。頂上のコースターも戻ったが、係員が「迷惑かけたから、
もう1回乗っていい。」と言っている。「へー」っと感心している
といよいよ順番がまわってきた。乗った感想は、回転が多いので得
した気分。出口に向かうと人が集まってるので何かな?と覗くと今
乗ったコースターの客をモニターでとらえ、それを写真にしてくれ
るという。とりあえず僕らも見せてもらったが、2人ともブサイク
に写っているので大笑いして断わった。
 外に出ると「VIPER」には、恐ろしい程の列ができていた。
他のコースターもすごい列だ。少し歩いて列の短いものを見つけた
ので並んだ。「何の列だろう?」と2人で話したが、よく分からな
い。乗り場付近まで来て「しまった!!」と思ったが、既に目の前
だった。円形のボートで川下りをするやつだ。これは、オーストラ
リアでも乗ったが、ビショビショになる。急いで、トレーナーを脱
いで、お腹の中にいれた。5分後には、下半身ずぶ濡れ、上半身も
かなり濡れている。靴の中の水を出し、ズボンを絞った。妻は、運
よくあまり濡れていなかった。「うー、寒い・・」空は、どんより
と曇っていた。当然乾きは悪い。
 道路に足跡をつけながら次は何に乗ろうとうろついた。マジック
マウンテンと言えばやはり、木造の巨大コースター「コロッサス」
に乗らなければ!と列の最後尾に並んだ。1時間半並ぶこととなっ
た。並んでいる間、人間ウオッチングをしていて気づいたが、この
肌寒い日に半袖半ズボンやかなりうすぎの連中と暖かそうなジャケ
ットを着ている連中などがいる。白人は、大抵薄着で、半袖姿がち
らほらいるが、黒人、メキシカンは、大抵ジャケットを着ているか
少し厚着をしている。間違っても半袖姿はいない。東洋人がその中
間の服装をしている。人種や生活環境で、寒さに対する感じ方が違
うのだろう。
 待ちに待った「コロッサス」。ガタガタと独特の振動とともに動
きだした。もちろん、最初から最後までハンズアップしたまま。と
にかく、愉快、爽快、最高!!恐いと言うよりとにかく爽快感でい
っぱいになった。
 次は「フリーフォール」。東京には、既にあるが、今度福岡のス
ペースワールドにお目見えする、高さ40Mを垂直降下するやつ。
妻は、乗った後2度と乗りたくないと言っていた。少し強めの「G」
がかかるからだろう。でも、あっという間なので、ちょいとものた
りなかった。
 もう1つ期待していた「ニンジャ」は、残念ながら故障で動いて
いなかった。
 待ち時間が平均1時間以上なので、ちょっと時間がもったいなか
ったが、楽しい1日だった。
 *   *   *   *   *   *   *   *
  マジックマウンテン入園料 $24.5/人
  駐車料 $5
  L.A.のFW(フリーウェイ)は無料。
  交差点での右折は、信号が赤でも随時右折しても良い。
  (米国全土ではない。カリフォルニア州はOK、例外有り)
          「砂の城」&「白鳥の城」(北九州)
#61 アメリカ旅日記 ’92 春 (6)       砂の城
#3517/3522 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  92/ 4/18  15:29  ( 55)
アメリカ旅日記 ’92 春 (6)    砂の城
★内容
 3/29 早朝、車はルート5を130キロのスピードで南
下していた。目指すは、アメリカンズカップの街サンディエゴ。
あわよくば、メキシコ国境を越えてティファナまで。ロスから
サンディエゴまで、約200kmのドライブだ。途中、またし
ても迷子になり、セブンイレブンでサンディエゴのMAPを手
に入れ、そこで朝食。
 観戦艇に乗りたいのだが、妻が船は苦手なので、やむを得ず
ポイント・ロマに向かった。今、エキサイティングな闘いは、
ポイント・ロマの沖で行われているからだ。ロマに着きサンデ
ィエゴ湾を見ていると、「おっ!来た、来た!」遥か彼方から
旗をなびかせた2隻のヨットとそれを先導するボート。双眼鏡
で見ると、。あの旗は、イタリアチーム(イル・モロ・ディ・
ヴェネチア)の旗だ。悠然と目の前を通過して行った。それか
ら10分して、ニュージーランドチーム(ニュージーランド・
チャレンジ)も同じように2隻が並んで通過して行った。
 沖が見えるポイントに移動したが、やはり遠い。肉眼では、
ほとんど見えない。双眼鏡(10倍)を使っても、どこのチー
ムかわからない。セールが張られ、しばらく様子を見ていたが
「うー、いらいらする!」急いで車に戻りダウンタウンまで来
て観戦艇を捜したが時すでに遅し、だった。
 不満を残しながらもグッズショップで、公式トレーナーなど
を買っているうちに、ご機嫌になってきた。お腹もすいてきた
ので、街中に向かうと海岸あたりとは、全く違いやけに静かで
湿っぽい空気が流れていた。ホームレスもかなりいる。
 「さて、どうする?」と、妻と相談した結果ティファナに行
くには、ちょっと時間がないね、ということでこの近くにある
HISTORIC PARK「Old Town」に行くこと
にした。昔の様子を勉強しながら、ぶらぶらと公園内を散歩し
た。
 あたりが、薄暗くなりだしたので帰路についた。途中夕食を
とろうと思い、小汚いレストランで、タコスを食べた。しかし、
チリドックと同じ「腋臭の臭い」が鼻をつく。やっぱりタコス
は、本場メキシコに行かないと駄目かな?
 サンディエゴから50km程北上した所でFWが渋滞してい
た。「勘弁してよ!」と言ってもしかたない。事故かな?と思
っていると、4車線全部つぶして検問をしている。「なんてこ
としてんだ!」と思っていたらミラーに人影が写った。後ろの
車に乗っていた7、8人の男達が隠れるようにして反対車線を
横切って行った。そう言えば、来るとき3人の人影が手をつな
いでいる標識がいくつかあり、下に「CAUTION」と書い
てあった。おそらく、メキシコからの不法入国者をチェックし
ているのだろう。私たちが、検問を通るときは外から私たちの
顔を見ただけだった。それにしても、100キロ以上のスピー
ドで車の走る4車線道路を横切るというのも命がけだね。
 くたくたになって、ホテルに着いた。あっという間に明日は
もう帰国しなければならない。欲求不満を残しつつ荷造りをす
るのであった。
          「砂の城」&「白鳥の城」(北九州)

#60 アメリカ旅日記 ’92 春 (7)       砂の城
#3527/3530 ワールド「世界の旅」
★タイトル (XEH83411)  92/ 4/20  18: 2  ( 28)
アメリカ旅日記 ’92 春 (7)    砂の城
★内容
 3/30 6:00AM起床。「いよいよ帰るのか・・」
と帰国日は毎度同じ事を思いながら目を覚ます。今日も曇り
で、今にも降り出しそう。昨日は天気良かったのに・・。
 車の返却をダウンタウンから空港に変更したので、車で空
港そばのAVIS事務所まで乗って行き、そこからAVIS
の空港バス(無料)に乗った。
 4日間で、$223.02とは、高い。車体だけなら$1
36なのに保険と税金(8.25%)がつくとえらく高くな
ってしまった。でも、ガソリンは安いね。こちらの単位は、
リッターではなくガロンを使っているのでピンとこないが、
$10ドルで8.8ガロンだった。たぶん日本の半分位だと
思う。
 空港でチェックインを済ませると、再び大韓航空が僕らを
待っていた。帰りの便は、幸運にも雨漏りはなかった。しか
し、韓国の人々の手土産の多いのにはまいった。ほとんどの
ひとが、手下げ袋2つ分の荷物をもっているため妻の足元ま
で、占領されてしまった。
 福岡空港には、8:00PMちょっと過ぎに着いた。空港
の外は、・・・・・雨だった・・・・。
                       −完−
*  *  *  *  *  *  *  *  *  *
 ほとんど、中身の無い西海岸報告となってしまいましたが、
お付き合いいただき、ありがとうございました。
        「砂の城」&「白鳥の城」(北九州)